田辺城跡は戦国時代に築城され、現在は舞鶴公園となっています。併設された田辺城資料館は歴代城主や城下町の暮らしをテーマとした資料館です。
公園内で季節ごとに咲き誇る花々と復元された外観を見に訪れる人もいます。
目次
〇田辺城跡 (舞鶴公園)
・案内図
・城門
・田辺城資料館
・彰古館
・あやめ池
・記念マンホール
〇田辺城を築城した細川藤孝(幽斎)
・ゆるキャラ「ゆうさいくん」
〇田辺城の籠城戦
・古今伝授
・心種園
〇京極氏の治政
〇牧野氏の治政
〇田辺城祭り
〇こういうひとにオススメ
〇詳細情報
田辺城跡 (舞鶴公園)
JR舞鶴線西舞鶴駅から徒歩7分!
戦国時代、江戸時代の舞鶴の歴史が残る田辺城跡。
その歴史に触れることも、観光で楽しむこともできる場所です。
天守台跡の石垣など、歴史も感じられる公園です。
公園内では四季折々の花が咲きます。
子供たちが遊べる遊具もあります。
田辺城跡 (舞鶴公園) 案内図
田辺城跡が、現在は舞鶴公園となっています。
歴史的な場所が数多く残されています。
田辺城跡の城門
石垣と白壁の美しい城門です。
近くで見ると大きさに迫力を感じます。
田辺城資料館
1992(平成4)年に完成した城門の2階に、田辺城資料館があります。
御城印は田辺城資料館で販売されています。
田辺城資料館が休館日のみ、舞鶴観光ステーション(西舞鶴駅1階 open 9:00~17:00)で御城印が販売されています。
彰古館
1940(昭和15)年に復興された二層櫓で、無料で見学できます。
舞鶴の歴史を記した資料もあります。
2階に上がることもでき、楽しい経験になります。
あやめ池
石づくりの橋が渡された池があります。
記念マンホール
田辺城の城門と鶴が描かれた「水洗化50周年記念」のきれいなデザインのマンホール蓋です。
田辺城を築城した 細川藤孝(幽斎)
細川藤孝は、1534年に室町幕府の重臣の二男として生まれ、幕府の有力な幕臣・細川氏の養子となり、将軍の側近として室町幕府を支えました。
その後、織田信長の家臣となり明智光秀とともに丹波、丹後を攻略し、丹後国が領国となりました。
そして細川藤孝、忠興親子はこの地に田辺城を築きました。
田辺城での籠城戦など、武人として秀でていただけでなく、和歌や茶道に造詣が深く文化の発展にも尽力した文武両道の人物です。
ゆるキャラ 「ゆうさいくん」
舞鶴市のゆるキャラ「ゆうさいくん」です。
田辺城内には、ゆうさいくんの自販機があります。
田辺城の籠城戦
関ケ原の戦いのおよそ2か月前に田辺城を舞台とした籠城戦がありました。
徳川家康率いる東軍についた細川家を、石田三成率いる西軍15,000人の軍勢が田辺城に攻め込みました。
細川幽斎はわずか500人の兵で田辺城に籠城しました。
田辺城は、北側は海、東側は伊佐津川、南側は湿地、西側は高野川に位置し籠城戦に適していました。
籠城戦はおよそ1か月半にわたり、援軍の見込みもなく、落城寸前まで追い込まれたとき、後陽成天皇の勅命が届き、両軍に和議を命じました。こうして田辺城籠城戦は終了しました。
後陽成天皇は、細川幽斎が古今和歌集の秘事口伝の伝承者であったため、歌道の奥義が廃絶することを憂慮したのでした。
古今伝授
田辺城籠城戦の際、細川幽斎は後陽成天皇から勅使を通じて開城をすすめられましたが、武家の本意ではないと開城はしませんでした。
細川幽斎は「古今伝授の書」が戦火で失われることを危惧し、勅使に古今伝授の書と「いにしへも今もかはらぬ世の中にこころの種を残す言の葉」という和歌をこの石碑の元で託したと伝わります。
心種園
自然豊かな場所も残っています。
京極氏の治政
細川家の後に、京極高知が田辺城に入城しました。
その後、京極氏は3代続きました。
牧野氏の治政
京極家の後、牧野氏が1668年に入封しました。
その後、牧野家が代々世襲し明治時代まで繁栄しました。
田辺城祭り
舞鶴公園で例年5月に開催されるお祭りです。
田辺城や城下町の歴史と文化にスポットをあてたイベントで武者行列も行われます。
こういうひとにオススメ
〇歴史やお城が好き
〇舞鶴の観光を楽しみたい
〇記念マンホールを見たい
実際に訪れてみると舞鶴の歴史を学べるのと同時に、季節ごとに咲き誇る花々の美しさに触れられたり舞鶴観光での思い出づくりにもなって楽しめると思います。
機会があれば、ぜひ「田辺城跡」を訪れてみてください。
2024年7月現在の情報です。
詳細情報
【スポット名】田辺城跡
(舞鶴公園)
(田辺城資料館)
【住所】〒624-0853
京都府舞鶴市字南田辺15-22
【営業時間】外観見学自由
【トイレ】あり
【駐車場】あり
【田辺城資料館】
・営業時間:9:00~17:00
(最終入館 16:30)
・定休日(館内)
:・毎週月曜日
(月曜日が祝日の場合、その翌々日)
・祝日の翌日
・年末年始(12/29~1/3)
・御城印:田辺城資料館で販売。
※田辺城資料館が休館日のみ、舞鶴観光ステーション(西舞鶴駅1階 9:00~17:00)で販売。
【料金】・大人:200円
・学生(小学生~大学生):100円
団体割引(20名以上)
・大人:150円
・学生(小学生~大学生):70円
【電話番号】0773-76-7211
グーグルマップの情報をもとにしています。お休みの日などが変更になることもあるので、気になる方は電話してからお伺いされるといいと思います。